映画アルキメデスの大戦のレビューと感想|菅田将暉ここまでやるか!

アルキメデスの大戦数学芸能
この記事は約4分で読めます。

アルキメデスの大戦の映画を観ました。数学を武器に戦争を止めようとする男の物語は斬新な切り口の戦争映画で口コミ通りの面白さ。戦艦大和のVFXシーンも見応えがありましたが菅田将暉の役者魂に感服です。お勧めしたい鑑賞ポイントをご紹介します。

スポンサーリンク

映画アルキメデスの大戦をレビュー

アルキメデスの大戦大和

「アルキメデスの大戦」は数学で戦争を止めようとした男の物語。

映画の冒頭は1945年4月。大日本帝国が世界に誇る「戦艦大和」が激しい戦闘の後に沈没する悲惨なシーンから始まります。日本人の魂である戦艦ヤマトが撃沈された後も日本が戦争をやめなかったのは誰もが知る事実です。
この映画の戦争の場面は冒頭シーンのみ。以降は戦争シーンを描かずに戦争を止めようとする男の物語がいよいよ始まります。
その男を演じるのは菅田将暉。100年に1人の天才数学者をここまでやるか!というほど演じます。

1933年、欧米列強から孤立し軍国主義への道を進み始める大日本帝国。海軍省内では世界最大の戦艦の建造推進派と山本五十六たち航空母艦推進派とが激しく争っていた。

山本五十六を演じるのは「あぶない刑事・タカ」でお馴染みの舘ひろし。これまでの武骨な山本五十六のイメージが一転してダンディーな山本五十六になっています。

このまま世界最大の戦艦が完成されれば日本は間違いなく戦争への道を進む。それを阻止するには次回の本会議までにこの見積もりのからくりを暴かなければならない。見積りを暴くタイムリミットはわずか2週間。そんなことができる人間などいるはずがない。でもやるしかない。山本五十六が見込んだのは100年に1人の天才と言われる元帝大生の数学者・櫂直。櫂は数学で巨大戦艦の見積もりのからくりを暴き戦争を止めようとするが、予想外の運命が彼を待っていた。

櫂を演じるのは菅田将暉。NHKの朝ドラ「まんぷく」でも東大法学部を首席で卒業した弁護士役でしたね。

アルキメデスの大戦は菅田将暉の演技が圧巻

アルキメデスの大戦巻き尺

スポンサーリンク

この映画には見どころがたくさんあります。まずは菅田将暉が演じる櫂直というキャラクター。

主人公の櫂直は実在人物ではありません。漫画原作「アルキメデスの大戦」作者が生み出したキャラクター。美しいものは何でも巻き尺で測ってしまう変わり者。恐るべき行動力の持ち主。戦艦の知識もないのに、一夜漬けで資料を読み漁り完璧な戦艦図面を描いてしまう天才的な頭脳の持ち主。何といっても圧巻は巨大戦艦か航空母艦かを決める本会議で黒板に方程式を書きなぐってみんなを圧倒するシーンです。

菅田将暉は俳優になっていなかったら数学の先生になりたかった程の数学好き。そして撮影に備えて数学の先生にこの数式を学んでいたらしいのです。彼が書いた数式は全部本物。数式を丸暗記していたのではなく、すべて理解して書いていたのだそうです。演技力のある役者なら理解はしなくても丸暗記でそれらしく演じることはできるでしょう。でも、菅田将暉のすごいのは難解な数式を全部理解していたこと。あのシーンでみんなが圧倒されるのは当然のことなんです。

そして、そんな菅田将暉演じる櫂を支える助手の田中との共同作業を通して育む二人の絆。
最初は櫂の非常識さを不愉快に思いながらも、上司の山本五十六に命じられて櫂の助手をする中で、不可能を可能に変えていく櫂の天才的な頭脳と行動力に感服し変わっていく田中を演じる榎本佑。この二人のシーンは戦争映画でありながらクスッと笑ったり、ジーンとくるものがありました。

映画アルキメデスの大戦の感想

アルキメデスの大戦軍旗

映画アルキメデスの大戦はストーリーが本当に面白い。
上映時間は130分と長めですがどこにもトイレタイムはありません。どのシーンも見せ場がいっぱいだからです。実は私は上映前に水分を摂りすぎて映画のどこかでトイレに行こうと思っていたのですが、ついに行けませんでした。

櫂は巨大戦艦の見積もりのからくりを得意の数式で暴き、結果として、からくりを暴いたことで櫂は巨大戦艦の建設推進派に負けます。けれど別の数式で櫂は勝ちます。その数式とは何だったのか。勝ったにも関わらず、なぜ世界最大の戦艦大和は完成してしまったのか・・・
なぜ冒頭で戦艦大和は撃沈されてしまったのか・・・

その答えは映画を観て確かめてください。

菅田将暉もすごかったけれど、後半の造船中将役の田中泯はやはり存在感のある役者さんだなと思いました。

監督の山崎貴作品は「ALWAYS・3丁目の夕日」「永遠の0」「スタンドバイミー・ドラえもん」「海賊と呼ばれた男」等いろいろと観てきましたが、本作「アルキメデスの大戦」が私の中でのベスト1になりました。

ちなみに映画館は圧倒的に50代以上で占められていましたが若い世代でも十分に楽しめる作品だと思います。

まとめ

数学で戦争を止めるという切り口が面白かった映画「アルキメデスの大戦」。原作の漫画も気になります。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました