目薬を差した後、パチパチと瞬きしていませんか?それって大間違いです。瞬きで目薬を弾いてしまうから目薬の効果を台無しにしてしまうんです。他にも間違えやすい点眼方法いろいろあります。正しい点眼方法を覚えて大切な目をしっかり守りましょう。
目薬の差し方で正しいと思っていたら大間違いだった
コンタクトレンズ使用でドライアイ。緑内障で毎日の点眼は絶対に欠かせない。パソコンも使用するから目の疲れ用の目薬も愛用。毎日、目薬にお世話になっているので目薬の差し方なんて手慣れたもの。目薬の正しい差し方を考えたこともなく、目に入ればいいと思っていました。
ちなみに私は目薬を差した後、パチパチとまばたきをしていました。パチパチと瞬きすると目の中に目薬が浸透するからいいのかな、って疑いもしませんでしたが・・・
点眼後に目をパチパチするのは間違いだったんです!!
まばたきで目薬が浸透するどころか、目から鼻に目薬の成分が流れ出して行き渡らずに目薬の効果なし。さらに、お薬が身体にまわって副作用が起こる可能性もあるんですって。知らないって恐ろしい。この方法で何年間も緑内障の目薬差してました。幸い、副作用はなかったけれど、とんでもないことになる前に気づいて良かった。
どうして気づいたかっていいますと、母も緑内障で目薬を差していたのですが、点眼後目を閉じて目頭を押さえているのです。これ正解なんです。母に聞くと薬剤師の人に目薬の差し方教えてもらったとのことで。
えー!?そんなこと全然知らなかった。慌ててネットで調べてみると確かに母の差し方が正解でした。長年通っている目医者さんで正しい差し方を教えてくれなかったのはまさか知らないなんて思ってもいなかった、ってことでしょうか。
目薬は正しい差し方をしないと効果が半減します。
そのためにも、間違った差し方をしていないか、再度確認してみませんか。あなたの差し方大丈夫?
目薬の差し方でこれは間違い
目薬を使っている人で、正しく点眼できている人は半分以下
とも言われているそうです。
それにしても半分以下って少なすぎやしませんか?自分のことはさておきですが。
参天製薬の公式サイト参照&目薬を出してくれる薬局の人に教えてもらった情報&目医者さんに直接聞いた情報をまとめてご紹介します。
<間違った目薬の差し方>
点眼後に目をパチパチとまばたきしている。
これ気をつけましょうね。それにしてもこれがダメだったとは・・・・
目薬の容器の先を目尻につけて点眼している。
目尻に差して、横から流し込むという差し方だと思いますが、汚れや細菌がついて点眼液が汚染される原因になります。容器の先がまぶたやまつ毛、目に触れないように注意が必要です。
目の周りにこぼれ落ちた点眼薬を流し込んでいる。
目薬を差して失敗したけれど、流し込めば何とかなるかな・・・私も時々したことありますが、これは不衛生ですよね。女性の場合、メイクの汚れも入るし、花粉、細菌などが目に入ると結膜炎とかの原因になってしまいます。
指示された量を超えて、何滴も点眼する
目薬を何滴も差した方が効果的かな、って思って先生に確認したことがあります。「目薬は一滴差せば十分な効果はあります。それ以上入れても同じです」とパシッと言われてしまいました。個人差はあるかもしれませんが、指示された分量を守りましょう。
2種類の目薬を使用するときは、5分以上間隔をあける。
すぐに点眼すると、前の目薬を洗い流してしまう可能性があります。
思い当たる点眼方法はありませんでしたか?
これはみんな間違った差し方ですので今すぐやめましょう。
目薬の差し方で正しい方法はこれ
<目薬の正しい差し方>
①石鹸で手をよく洗って清潔にする。
目薬を差すときに手が汚れていると余計な細菌がついてしまいます。
②安定した姿勢で点眼できるように背もたれのある椅子、もしくはベッドに横たわる。
③下まぶたを軽く引き、あっかんべえーをしながら下まぶたに向かって1~2滴を点眼する。
④点眼後は約1分じっと目を閉じる。手術後等でなければ、目頭を軽く押さえるのも効果的です。
⑤眼のふちや皮膚についた余分な目薬はウェットティッシュや清潔なガーゼで軽くふき取る。
神経質になりすぎる必要はないと思いますが、そのまま残しておくと色素沈着を起こしたり、目薬が身体に回って人によっては副作用を起こしてしまう場合もあるからです。
目の周りの皮膚は柔らかいのでゴシゴシとこすったりしない方がいいです。強くこするとシワの原因になったりしますし・・・
<目薬の保管方法>
●直射日光を避け、冷蔵庫他涼しい場所に保管する。添付の保管袋がある場合はその中に入れておく
●開封して1か月経過したものは残っていても処分する。
●湿布や殺虫剤などと一緒に保管しない。
●点眼薬に直接油性のマジックで書かない。
有効期限をわざわざマジックで記入していましたが、これもダメなんですね。
正しい目薬の差し方をマスターして目薬の効果を高めたいですね。
まとめ
そういえば目薬の正しい差し方って子供の頃から習わなかったような気がします。間違っていた人は今からでも遅くありません。正しい点眼方法に変えましょうね。