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おかモネ妄想|二度目のプロポーズ!結婚挨拶してもいいですか?

おかえりモネ妄想小説 おかえりモネ妄想小説
この記事は約10分で読めます。

おかえりモネ妄想小説の今回はプロポーズ問題を決着させます。決死のプロポーズから一転、島へ帰りたいという百音の意思を尊重して結婚保留にした菅モネ。でも、百音の結婚の意思を先生も聞きたかったはず。結婚挨拶確認の電話のエピソードを使っての返事を妄想しました。

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結婚挨拶の確認は菅波先生の二度目のプロポーズ?

疑問

今回の菅モネ妄想小説は、菅波先生の結婚挨拶の確認をする時に、百音が伝えられなかったプロポーズの返事をちゃんとするという話です。
「一緒にいたい。この先の未来、1分1秒でも長く。結婚したいと思っている」
情熱的なプロポーズを受けながら、モネの島に帰りたいとう意思を尊重して、結婚を保留にした菅モネ。
その後無事に、先生はモネの実家に結婚の挨拶に出向きますが、それまでに百音は先生にちゃんとプロポーズの返事をしたのか気になりました。もちろん、百音は先生と結婚する意思はあります。でも、結婚挨拶の確認を電話でするまで先生は不安だったのではないかと。だから、電話で百音に挨拶の話を切り出したとき、あれだけ緊張していたのではと・・・。実質、先生にとってはあの電話は二度目のプロポーズではないかと思いました。その場で「来てください」と即答された菅波先生の表情は本当に嬉しそうでした。このエピソードを使って、きっちりとモネちゃんにあの日できなかったプロポーズの答えをしてもらいたいと思います。

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おかモネ妄想|二度目のプロポーズ!結婚挨拶してもいいですか?

結婚

「結婚は・・・保留だね」
あの時、そう提案したのも
あの人が島へ帰るのを後押ししたのも自分。
「あなたの投げるものなら僕は全部取ります」と約束したから。

もし野村さんからの電話がなければ、
百音さんは僕のプロポーズを受け入れて
島へ戻ることなく、
今頃、東京でふたり結婚生活を始めていたかもしれない。
そんな女々しいことを考えたこともあった。

それは野村さんのせいではない。
ふたりがこれからの人生を共に過ごすために避けては通れないステップ。
僕の気持ちは揺るがない。

でも、今更ながら後悔していることがひとつ。
なぜプロポーズの返事を確認しなかったのか・・・
百音さんはどう答えようとしていたのか・・・

結婚保留というのは、結婚の合意があってこその保留。
彼女の合意は確認していない。
エビデンスなしの結婚の保留

魅力的なあの人に他の誰かが手を出せないように
彼女は売約済みだとみんなに見せつけたい。

これは早急に対処しなければならない案件だ。
せめて外堀だけでも埋めなければ・・・

 

コーヒー


「・・・波先生!菅波先生!」
休憩室でコーヒー片手に物思いにふけっていた菅波の肩をたくましい腕がガシッとつかんで揺さぶる。
耳がガンガンするような大声は・・・
「痛っ、中村先生、どうしたんですか?」
「それはこちらのセリフです。さっきから何度も呼んでいるのに上の空で」
「え、それは失礼しました」

またまたこのタイミングでこの人だ。
頼むから、そっとしておいてほしい。

「大学病院へ戻ってきて、そろそろ慣れましたか?」
「いや、まだまだです。空白を埋める知識も技術も追いつかず、この間もオペ看に怒られました」
「そうですか、でも評判はいいみたいですよ。登米から戻って来た菅波先生は別人のようだと」
「なら良いのですが」
「若い看護師の中には君のファンもいるみたいだから、モネちゃん心配だろうね」
ガハハと豪快に笑う中村にチベスナ顔になってしまう菅波。

「実をいうと、先生が東京に戻ったのを機会にふたり結婚するって思ってたんですよ。それがモネちゃん島に戻ちゃって・・・驚きました。順調だとばかり思っていましたからね。先生、まさか、モネちゃんにプロポーズ断られたとか?」
動揺した菅波の飲んでいた缶コーヒーがむせて、ゲホゲホとする。
「え、まさかほんとなの?」
「ち、違います!振られても別れてもいません!人の恋路を勝手に壊さないでください!ったく、あなたって人は失礼ですね」
「ハハハ!なら良かった!モネちゃん24歳だよね!結婚するにはまだしたいことがあるか。若い子と結婚するには辛抱も必要だね。じゃお先に!」

大声で笑いながら手を振って部屋を出ていく中村に菅波はため息をつく。
あの人は僕に探偵でもつけて素行調査をしているのか?
いや、そんなことを考えてる場合じゃない。中村先生のことなんかどうだっていい。

問題は百音さんの気持ちだ。
ここらで思い切って結婚の意思だけでも確認してみるか・・・

気仙沼


私の人生を導き、いつも私の迷う背中を押してくれる大切な恋人。
その最愛の人から情熱的なプロポーズをされた時は本当にうれしかった。
場所がコインランドリーには驚いたけれど、私たちらしいかも・・・
恋が始まったのも、あそこだったし。
初めて恋した時から、答えは決まっている。
私には先生じゃなきゃダメ。

あの時スーちゃんからの電話に出なければ
今も私は東京にいて、先生と一緒に結婚生活を始めていたかもしれない。

スーちゃんからの電話がなければ・・・
違う、彼女のせいじゃない。
私が自分で決めたこと。

島に戻ったのは、これからの人生をふたりで共に過ごすために避けては通れないステップ。
先生は私の投げるものは全部取ってくれると約束してくれた。
その言葉が私の支え。

先生との未来と島、
勝手だと言われても、どちらも手放すつもりはない。

先生のいない人生なんか考えられない。

「結婚は保留だね」
当然のようにそう言ってくれたけれど
まだプロポーズの返事ができていない。
先生と結婚したいと思っている。
その時期をもう少しだけ待ってほしいだけ。

先生との結婚を迷っているわけではない。
それだけは伝えたい。

先生、まさか誤解してないよね?

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勝鬨橋


勤務を終えた菅波は更衣室のロッカーで着替えながら百音に電話をかけた。
百音も放送を終え、帰り支度をしながら、ワンコールで出た

お互い支度をしつつ、他愛のない話の後に、菅波は思い切って本題へと切り替える。
彼と彼女にとって大切な未来の案件・・・
菅波にとって、コインランドリーに続く2度目のプロポーズともいえる案件について。
昔から百音はこういうことには菅波よりも疎い。

「誤解されるのは本意ではないので、一応言うけど、逃げてるわけじゃないですよ」
「ん?何のことですか?」

百音はやっぱり、わかってない。

「年末休みがないのは、ホントにシフトがそうなってて」
「大丈夫です、先生。私も仕事もう少し形にしてからじゃないと」

百音さん、そういうことじゃないんだよ。僕が言おうとしているのは・・・。
あなたとの結婚を確約したい。不安だけど、僕もくそ度胸を出そう!

「年明けにはそっちに行く?」
え、先生それって私の家に来るってこと?

「聞いてる?」
「あっ、はい、あの、はい。」
百音はスピーカーを切り替えて、しっかりと電話を手に握りしめる。

「それは・・・」
さすがに鈍感な百音も菅波の意図が伝わる。
これは先生からの二度目のプロポーズ。今度こそ、ちゃんと伝えたい。

「そういうことだけど・・・」
もしかして百音さん、戸惑ってる!?

菅波はコインランドリーで勢いに任せてプロポーズしたあの時よりも、
改めて気持ちを確認する今の方が緊張していた。
確認するのが怖いけれど、百音さん、あなたを信じている。

「あなたの意思を確認せずに行くのはフェアじゃないので、来るなと言われれば行かない」
「来てください。うれしいです、凄く。」
菅波の言葉に間髪入れずに百音は快諾する。
百音の承諾を受けて、菅波は天にも昇りたくなるくらい嬉しくて仕方がない。

「あの、先生・・・」
「ん?」
「コインランドリーでの先生のプロポーズすごく嬉しかったんです。ずっとそれを伝えたかった。私も先生と結婚したい。1分1秒でも長く一緒にいたい。でも、その前に、これからの人生を一緒に生きるために島へ帰って決着をつけたかったんです。先生が私が投げるものを全部取ってくれる、って言ってくれたから」
「うん」
「私は先生との結婚を迷ったりはしていません。」
「うん」
「だから、先生とのことを家族に報告できるのはすごく嬉しいです。私たちの未来について家族にちゃんと知ってもらいたい。私は先生じゃなきゃダメだって」
「・・・百音さん」
「はい?」
「ありがとう」
「私の方こそ・・・先生、本当にこんな私でいいんですか?」
「そういうあなただから・・・僕の方こそ、あなたじゃなきゃダメなんだ。僕はあなたの投げるものしか取れないから」
「光太朗さん、ありがとうございます」

やっと先生にプロポーズの返事ができた。
やっと百音さんの合意がとれた!
二人は幸せな気持ちでいっぱいになる。

「あいさつとかホント、苦手なんだけど」
「大丈夫です、先生。全力でフォローします」
「お願いします。とても僕1人で乗り切れるような案件じゃないので。助けてください」

菅波は嬉しさのあまり、身体をゆらゆらと揺らす。
百音も幸せが体中にじんわりと拡がっていく。

電話を切った後も、幸せ気分に浸っている菅波だったが、結婚の挨拶を自分一人で乗り切る自信がないから助けてください、は情けなかったと反省する。
ま、いいか。百音さんも助けてくださいと言われるのは幸せなことだと言ってくれたから・・・

ビール


永浦家では夕飯の食卓をみんなで囲み、愛娘二人を傍に父親の耕治は酒を飲みながらご機嫌だった。
百音の衝撃の一言を聞くまでは・・・
「ねぇ、みんなに聞いてもらいたいことがあるの」
「どうした?」
「年明けに先生来るって」
「え、あのいけすかない医者が来る?なんでだ?」
母の亜哉子と未知が同時にピンとくる。
「それって・・・」
百音が頬を染め俯いて嬉しそうに
「うん、そういうことだから・・・」
「よかったね、お姉ちゃん!」

耕治だけその意味がわからない。なぜ百音が嬉しそうに照れているのか・・・
百音の鈍感さは父の耕治譲りなのかもしれない。

「モネ、なんだよぉ?そういうこどって?さっぱりわからねぇよ」
父親の鈍感さに未知がイラっとなって
「菅波先生が結婚の挨拶に来るってことに決まってるでしょ」
「!!!」
耕治はショックの余り、せっかくのほろ酔い気分が一気に冷めてしまう。
「俺は会わねぇからな。初めからあいつは気にくわなかったんだ」
「ウソばっかり。新次さんとこで自慢していたくせに・・・」
「してねぇよ、そんなこどぉ~」
「おとうさん、汐見湯の時みたいに先生を威嚇するようなことはしないでよ!」
百音が耕治をきっと睨む。
「うわっ、お父さん、サイテー!」
「おい、父親なら、モネちゃんの幸せを祝っでやれ」

家族の中で四面楚歌になった耕治は当日、敵前逃亡して、妻や娘たちから大目玉を喰らうのであった。

 

月


東成大学病院では帰宅しようと通用口を出た菅波が中村とすれ違う。
百音に結婚の挨拶を承諾された菅波は浮かれ気分で中村に声をかける。
「中村先生お疲れ様です!」
「どうしたんですか、菅波先生から声をかけてくれるなんて。珍しいこともあるもんです。おまけに笑顔ですよ」
「僕だって、笑顔になる時くらいあります」
「何かいいことでもありましたか?」
「それは秘密です」
「どうせ、モネちゃんがらみでしょ」
焦って、近くのドアに派手にぶつかってしまう菅波。
「痛っ!」
「大丈夫ですか?」
「これくらい、平気です。それより、年明けの休みは何としても死守しますからね」
菅波を見てにやりと笑う中村。
「ハハハ!いよいよですか。これは楽しみですね」

本当にあの人は苦手だ!
ああ、もっと苦手な人がいた。百音さんのお父さん・・・
今度は牡蠣を食べるくらいでは済まされない。
不本意だけど、またあの人の指導を仰ぐべきなのか・・・
それとも登米の佐々木さん・・・!?
いや、あることないことつくられて収拾がつかなくなる。
これはまずい・・・
菅波は自分の人脈の少なさを心ひそかに嘆いた。
でも、そんな不安を差し置いても、百音との結婚の合意がとれたことが何よりも嬉しい菅波だった。

▼おかえりモネ妄想小説のイッキ見まとめはこちらです▼
おかえりモネ」妄想小説まとめ|菅モネのその後の話をつくってみた

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まとめ

今回のおかえりモネ妄想小説は、
「おかモネ妄想|二度目のプロポーズ!結婚挨拶してもいいですか?」で
菅波先生のプロポーズに応える百音を描いてみました。
せっかくのプロポーズ案件なので、思い切り幸せな二人を妄想したのですがいかがだったでしょうか?
おかえりモネ第106話の電話のエピソードに妄想を付け加えています。
これはあくまでも私の解釈ですので・・・・

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本ページの情報は2023年7月時点のものです
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