おかもね妄想小説今回は百音の実家を訪問した先生を襲う結婚挨拶の試練エピソードです。
本編ドラマでは苦手な挨拶を終えて無事に結婚を認められた菅モネですが、妄想はここから!父・耕治に責められ危機一髪になった菅波。その後は、プロポーズ秘話に続きます。
ついに百音の家へ!試練の結婚挨拶「菅波VS耕治」
![疑問](https://i0.wp.com/koyate.com/wp-content/uploads/2022/03/23121868_s.jpg?resize=640%2C453&ssl=1)
おかもね妄想小説今回は「菅波VS耕治」
百音の実家を訪問した菅波先生を襲う、結婚挨拶の試練エピソードです。
本編ドラマ第117回で、百音の家族に結婚を認められた菅波。その夜の出来事を妄想しました。
結婚を認めても菅波が百音と一緒の部屋に寝るのは許さない父・耕次。すでに二人は清い関係ではないことを知り、菅波は危機一髪!その後は、コインランドリーで返事できなかった想いを百音が菅波に直接伝えます。さてどうなることやら・・・
おかモネ妄想|試練の結婚挨拶「菅波VS耕治」!娘の部屋で寝るな!
![酒](https://i0.wp.com/koyate.com/wp-content/uploads/2022/04/22945582_s.jpg?resize=640%2C426&ssl=1)
百音の実家で結婚挨拶を終えた菅波は、両親である耕治と亜哉子の承諾を無事に得て百音と共に安堵していた。耕治は約束の時間に敵前逃亡した後、泥酔状態で帰宅し菅波に絡み始めたときはどうなるかと思ったが、菅波の誠実さと百音の彼を想う気持ちに二人が反対するわけもなく快く二人の結婚を認めた。というか、二人が付き合う前から耕治は菅波のことが気に入っていた。
ご機嫌な耕治は菅波に酒の相手をさせて、なかなか彼を離そうとしない。
その間に、百音は菅波の布団を自分の部屋へ運ぼうとしていた。
「おいモネ、その布団どこさ持っでいくんだ?」
「私の部屋だけど」
「も、百音さん・・・それは」
百音さんの申し出は嬉しいけど、さすがにそれはダメでしょ。
僕は今日、あなたの婚約者になったばかり。
「ダメだ」
「どうして?」
「そんなの当たり前だろ。結婚前の男女が同じ部屋だなんて。何があったらどうするんだ?」
「ちょっと耕治さん、ふたり結婚するんだからいいんじゃない。何かあったって」
「いや、ダメだ!オマエ、まさかもうモネに手を出したのか?」
「・・・ふぇっ!?」
耕治に詰め寄られ、動揺して思わず声が裏返り飛び上がる菅波。
「モネとしだのか・・・?」
僕の人生は終わった・・・
「そうなんだな・・・」
「お、お義父さん・・・」
ごめんなさい、お義父さん、その通りです。
とっくの昔に百音さんに手を出してしまいました。
あなたの娘さんは魅力的すぎて、手を出すなって言う方が無理です。
ちなみに、百音さんのはじめては僕が責任をもって全部いただきました。
![チベットスナギツネ](https://i0.wp.com/koyate.com/wp-content/uploads/2022/04/2295302.jpg?resize=656%2C650&ssl=1)
「俺の娘をキズ物にしやがって・・・医者のくせに」
「お義父さん、そ、それは・・・」
恐怖で小動物のように怯える菅波がじりじりと猛獣・耕治に追い詰められる。
百音さん、助けてください・・・
「・・・してない、してないってば・・・」
取り繕う百音の声がむなしく響く。
汐見湯での悪夢が再び・・・
菅波に飛びかかろうとする耕治を亜哉子が止める。
さすがに母は肝が据わっている。
「ちょっと、耕治さん!ふたり何年付き合ってると思ってるの。それだけ付き合って何もない方がおかしいわよ!」
「そういう問題じゃねぇ」
「じゃ、何よ?順番さえ間違えなければいいんじゃない。あなたたち、それは大丈夫よね?」
正座をした百音と菅波が耳元まで真っ赤になって頷く。
菅波が視線を不自然に動かしながら、口元を覆い
「その・・・ひ、避妊については二人で責任をもって行っていますので大丈夫かと・・・」
しまった!言わなくてもいいことを・・・
「せ、せんせい・・・」
百音は信じられないという表情で唖然と菅波を見る。
真っ赤な顔をして百音が菅波の身体をバシバシ叩く。
「もぉっバカ!バカ!先生のバカぁ!」
「ああ、ごめんなさい。百音さん」
「もぅ知りません!!!」
百音に怒られ我に返った菅波はシュンとしている。
「俺はなあ、可愛い娘のそんな生々しい話は聞きたくながったよ・・・」
それを聞いた耕治が泣き出す。
自分から話を振っておいてそれはない。
亜哉子が耕治の背中をさすりながら、寝床へと連れていく。
「ちょっと飲み過ぎたかな。さ、寝ましょう」
「あいつら一緒の部屋で寝かすなよ」
泣きながら耕治は二人に釘を刺す。
「モネ、申し訳ないけど、今夜は先生は離れの部屋で、っていうことでいい?先生ごめんなさいね」
亜哉子は菅波の方を向いて申し訳なさそうに手を合わせる。
「い、いえ、こちらこそ、申し訳ありません」
菅波に選択権などあるはずない。
![布団](https://i0.wp.com/koyate.com/wp-content/uploads/2022/04/22443549_s.jpg?resize=640%2C480&ssl=1)
離れの客間に菅波の布団を敷いた百音は明らかに怒っている。
先程から口をきいてくれない百音に菅波は土下座をして謝る。
「百音さん、先程はすみませんでした!本当にごめんなさい!!」
「もぉ、せっかく先生と一緒に寝ようと思ったのに・・・」
「へっ!?」
「こうなったら、先生の布団に潜り込もうかな」
百音が上目遣いで菅波を煽るように見る。
「この状況でさすがにそれは難しいかと。そんなことをすれば、僕は今度こそお父さんに殺されます」
「も、百音さん」
百音が菅波に飛び付き、素早く唇に軽いキスをする。
耳元が赤くなる菅波を百音がニヤニヤと見ている。
「ったく、あなたって人は・・・こんな時に僕を煽ってどうしてくれるんですか」
「んふふふ、今夜は我慢してくだいね」
菅波はふーっとため息をつく。
「それにしても、今日は緊張した・・・」
「先生、お疲れさまでした」
「やっとあなたのご両親にご挨拶ができた。あなたが承諾してくれたから」
「私が承諾しないとでも思ったんですか?」
「実はちょっと怖かった。結婚保留にして4か月だからまだ早いって言われるかなって」
百音が菅波の方に向かって、目を合わせる。
「先生が来てくれるって言ってくれたあの電話、本当に嬉しかったんです」
「うん」
「コインランドリーでプロポーズの返事させてくれなかったから・・・ずっと気になっていて」
「あ・・・」
菅波はバツが悪そうに口元を覆う。
「あの時は、あなたに断られたらどうしよう、って」
「そんなこと絶対にありません」
「ずっとあなたが島に戻りたいっていう話は聞いていたから。覚悟はしていたんです。でも、一方であなたと未来の約束をしたかった。これからの人生、あなたと共に歩むのは僕だって」
「私もずっと思っていました。この先の人生を共に歩くのは先生じゃなきゃダメだって。だからプロポーズされた時、本当に嬉しかったんです。このまま先生とすぐにでも結婚して一緒に暮らしたい、って何度も思った。でも、島への気持ちもずっと残っていて・・・」
「うん、わかってる」
「あのタイミングで島に戻りたいって言ったら、先生と別れることになるかも、って一瞬考えました」
「別れた方が良かった?」
百音がフルフルと首を横に振る。
「私の投げる者なら全部取ります!って言ってくれた先生だから、信じようって。でも、私のわがままで先生を待たせることになるのは申し訳ないとも思いました。きっと先生はそんな私を見て、あの場で答えを求めることはせずに結婚保留にしてくれたんだと思います。先生より島の方が大切なんてことはありません」
![ハート](https://i0.wp.com/koyate.com/wp-content/uploads/2021/11/5147243_s.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
「百音さん」
「はい」
菅波は百音の手をやさしく握る。
「僕はあなただから結婚したいと思っている。あなたと出会うまでは僕は生涯ひとりで生きると思っていた。だから、待つことなんてどうってことはない。結婚相手はあなたでなければ意味がないから」
「先生・・・私の気持ちは初めて先生を好きになった時から決まっています。私も先生と出会わなければ恋なんてしなかったし、ひとりでも生きていけた。でも、先生と出会ってしまって、私は一人で生きることができなくなりました」
「僕もそうだ」
「この先の未来、先生のいない人生は考えられません」
「僕はずっとあなたの人生の中にいます。たとえ、距離が離れていても心が離れることはない」
「私、頑張って、この事業を早く軌道に乗せて先生と一緒に暮らせるように頑張ります!」
「僕もあなたと早く暮らせるように、何か方法はないか考えてみます」
「私、先生と出会えて本当に幸せです」
零れ落ちる涙を手の甲で払う百音を菅波は優しく抱き寄せる。
「あなたがいるから僕は生きていける」
「先生・・・」
「百音さん、愛してる」
「初めて言ってくれましたね」
「ん?でも、いつもあの時には言ってますよ」
百音が顔を真っ赤にして、菅波の胸をポンポン叩く。
「もぅ、今そのこと思い出させないでください。せっかく我慢しているのに・・・」
「ごめん」
「こうして改めて言葉にして伝えてもらえるのがすごく嬉しいです」
「そうなの?」
「光太朗さん、愛しています」
目尻をポリポリとかいて照れる菅波。
「本当だ。改めて、あなたに言葉で伝えてもらうと照れるけれど嬉しいな。」
急に菅波が頭を抱える。
「ああ・・・」
「先生、どうしたんですか?」
「ダメだ・・・この試練に耐えられる自信がない」
「え?」
「その、ご家族に気づかれずにできないですか?」
「先生、うちの家族・・・朝が早いからもう寝てます。それにここは離れだから、誰も来ません」
百音がにっこり微笑むと布団に潜り込み、菅波の腕をくいと引っ張り、布団に引きずり込む。
「ったく、あなたって人は!本当にクソ度胸がありますね」
***
百音が着衣を整え、ひとり自分の部屋に戻ったのは真夜中のこと。
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「おかえりモネ」妄想小説まとめ|菅モネのその後の話をつくってみた
まとめ
今回のおかえりモネ妄想小説は、「菅波VS耕治」を中心にした
おかモネ妄想|試練の結婚挨拶「菅波VS耕治」!娘に手を出したのか?編でした。
ついに菅波先生が百音の実家に結婚挨拶!
挨拶の苦手な先生にいろいろな試練が襲い掛かります。
本編第68回で汐見湯で初めて父・耕治に出会った時の怯える先生の姿が印象に残っていて、それをヒントに妄想しました。百音の先生へのプロポーズの答えもちゃんと伝えさせてあげたいと思いました。
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本ページの情報は2023年7月時点のものです
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