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おかモネ妄想|先生の恋人がお泊り中にお宅訪問した、ある課長の悲劇

おかえりモネ妄想小説 おかえりモネ妄想小説
この記事は約12分で読めます。

今回の菅モネ妄想小説は、百音が登米の先生宅にお泊り中に、森林組合の佐々木課長が知らずにお宅訪問して激しく後悔する話。小学生みたいな二人の恋もお泊りする親密な仲に成長。知らずに、良かれと思ったことが裏目に出てしまう課長の悲劇。同情の余地はなし!

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百音が先生の家にお泊り中に佐々木課長がやってきたら?

疑問

今回の菅モネ妄想小説「先生の恋人がお泊り中にお宅訪問した、ある課長の悲劇」編。
ある課長とは森林組合の佐々木課長です!ようやく心身ともに結ばれて登米と東京で遠距離恋愛中の菅モネ。誰にも邪魔されたくないとお忍びで登米の先生宅に泊まりに来た百音。当然先生は浮かれまくります。二人がイチャイチャしているところに、何も知らない佐々木課長がやって来たらお互いパニックになりますよね。さて、どうなるか妄想してみました。

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おかモネ妄想|先生の恋人がお泊り中にお宅訪問した、ある課長の悲劇

医師

まさか、こんなことになるなんて・・・

登米森林組合課長・佐々木翔洋は激しく後悔していた。
今春から専任になった診療所の青年医師・菅波光太朗の恋人がお泊り中に、こともあろうにお宅訪問してしまったのである。お邪魔虫にも程がある。

「永浦さんがお忍びで泊まりに来ているとは知らなかった」は、言い訳にならない。

よりによって今日は年に一度の健康診断。
菅波先生に会うのが怖すぎる。

「菅波先生は外科医だけあって採血が上手だべ」
「んだ!んだ!」

なぜか自分の時は菅波先生ではなく新人の看護士が担当で、失敗して2回も血管に注射針を刺された上に滅茶苦茶痛かった。
おまけに、いつもの倍以上の血を抜かれたようで身体がフラフラする。
これは先生の指示なの?ものすごく悪意を感じる。
先生が担当してくれたのは最後の問診。

「あ、あの菅波先生・・・」
「何ですか?」
「土曜はごめんね~!許してください!私、本当に知らなかったのよ~」
「何のことです?あなたに謝られる覚えはありませんが!」

冷たく言い放つ先生の目が氷のように冷たく恐ろしい。
怒ってる!静かに怒っている!心の底から怒っている。
ごめんよ~先生!本当に、本当に悪気はなかったんだってば!
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!
できるなら、時間を元に戻したい・・・

登米


遡ること3日前。
ゴールデンウイーク明けの金曜日。

その日、朝から菅波は浮かれていた。
いつものクールな表情はどこへやら、顔面の筋肉がすでに崩壊状態と言っていいほど、ゆるゆるにだれていた。機嫌もすこぶる良い。
彼がこうなる理由はただひとつ。溺愛してやまない恋人・永浦百音と久しぶりに会えるから。
登米に専任してから、百音の来訪は今回で2度目。
メールや電話でのやりとりはあるものの、実際に会うのは1か月半ぶり。
前回は引っ越しの手伝いに来てくれたものの、サヤカの家に泊まったので、彼の新居に泊まるのは今回が初めて。ようやく触れ合えるのが待ち遠しくてたまらない。

午後の診察を終えれば、百音が彼の部屋で待っている。
幸い気になる患者はいないので、この週末は完全にオフ♪
百音とべったり一緒にいられるなんて嬉しすぎる。
今回の百音の登米訪問は二人だけの秘密。
登米夢想の面々に知られると、夜遅くまで宴会が続くので二人の時間が短くなってしまう。
多忙なスケジュールを調整しただけに誰にも邪魔をされず、少しでも長く二人だけの時間を過ごしたい。

***

いつも仏頂面をした菅波が診療の合間に笑顔を見せるものだから、勘のいいサヤカは言われなくてもモネが来るのはわかる。それとなく、川久保、木村、里乃、常連のみよ子などに二人を見かけてもそっとしておくように通達を出す。
「いいかい、今回は二人を見かけても声をかげたらダメだ。そっと知らないふりをしてあげましょう。あれ、今日は佐々木課長は?」
「仙台さ日帰り出張だべ」
「余計なこどさ、しなけりゃいいけど・・・何だか嫌な予感が」
サヤカはブルっと身震いする。

青空

佐々木は日帰り出張で登米夢想にはいなかったためにこのことを知らなかった。
まさか、百音が菅波を訪ねて登米に来ているとは夢にも思っていなかったのである。

佐々木は二人が菅波の家に泊まる男女の仲であるとは思ってもいなかった。
出会って付き合うまでに2年7か月。
その間、周囲がどんなに外堀を埋めようとしても二人は師弟の関係で、小学生も驚くほどの清い関係だったのは過去の話。

あのふだり、どごまで進んでいるんだろう?クスッ!
恋人さなっても、これまでのモダモダぶりからすると、良ぐてキス止まり?
去年のクリスマス会で永浦さんからキスされて腰ぬがしてだな~
あれが先生のファーストキッスだったりして~
菅波先生、見るからに奥手だもんね。ククッ!
あれだけのルックスがあるのにもっだいない。
永浦さんが先生の部屋にお泊りする日はまだまだ先だべ。

余計なお世話である。

男性としての菅波を過小評価していたのだ。いつまでも小学生ではない。
佐々木の欠点は一人で勝手に思い込むところである。
それで何度も痛い目に遭っているというの未だに学習できない。

ハート


菅波の部屋では菅波と百音がイチャイチャの甘いひと時を過ごしていた。
午前の診察を終えて菅波が帰宅すると、満面の笑顔を浮かべた百音が嬉しそうに抱き付いて出迎えてくれる
「せんせい、おかえりなさい」
「ただいま、百音さん」
出迎えてくれる百音が嬉しくて、菅波はギュっと抱きしめる。

何だか、新婚さんみたいで嬉しい!

「あ~帰ってあなたに出迎えてもらえるなんて嬉しすぎます」
「夕飯できてますよ。先生の好きなビーフシチューをお昼から煮込みました。それとサヤカさんからいろいろとお惣菜いただいたんです」
「え、サヤカさん知ってるの?」
「はい。昨日サヤカさんから電話があったんです。いつも仏頂面の先生がご機嫌だから絶対モネが来るんだろうって。それで、みんなに見つからないように、駅からここまでの送迎をしてくれたんです」
「そうでしたか・・・それにしても、そんなに僕は浮かれていたのか・・・」
「念のために、川久保さん達には通達出したから、邪魔はないはずだって」
「ああ、すべてあの人にはお見通しなのか・・・」

「だから今回は大丈夫です!日曜日の午前中までずっと先生と一緒にいられるなんて。私、嬉くて仕方がありません」
「僕だってそうですよ。ふたりで思い切りイチャイチャしましょう」

思いがけない言葉を聞いて百音はプッと吹き出す。
菅波は眉をしかめてチベスナ顔で恋人に尋ねる。

「何がおかしいんですか?」
「だって、おかしくて。せんせいの口から『イチャイチャ』なんて意外過ぎて」
「僕だって若い男性です。久しぶりに恋人と会えたら、『イチャイチャ』したい、って思うのは当然のことです。あなたはそうじゃないんですか?」

上目遣いに拗ねる年上の恋人が可愛くて百音は、菅波の首に手をまわし、ジャンプして唇にキスをする。思わず、耳まで赤くなってしまう菅波。

「せんせい、私もイチャイチャしたいです」
「も、百音さん・・・望むところです。では夕食前の運動をしますか」

そう言って、百音を軽々と抱き上げてベッドへ運び、愛し合う。
その後二人一緒にシャワーを浴びてから夕食。
二人掛けソファに横並びに手をつないで座りテレビ鑑賞の後は再びベッドへ。
何度も愛し合った後は菅波に抱えられるようにして眠る。

翌朝、菅波の腕の中で目覚めた百音はまだ気持ち良さそうに眠っている菅波を見てほほ笑む。
涼し気な顔はパーツの一つひとつが整っており、ため息が出るくらいにきれいだ。
うっすら口を開けて無防備に眠る顔は自分だけが見れる特権。
菅波の猫毛を指に巻き付けて遊んでいると、パチッと目を開ける。

「おはよう」
「おはようございます」
菅波はにこっとほほ笑んで
「百音さんがいる」
「え?」
「朝起きると隣にあなたがいるって嬉しいなって思って」
そう言って、百音を背後からすっぽりと抱きしめる。
「せんせい、今日もイチャイチャですね」
「そのつもりです」
朝から、オス波モード全開だ。

***

朝からひとしきり、愛し合った後、菅波は既に半袖Tシャツとスウェットパンツに着替えて、朝食の準備に取り掛かる。
百音はシャワーを浴びた後、菅波の半袖シャツを素肌に羽織って濡れた髪にドライヤーをかけている。
鏡に映ったシャツからのぞく素肌につけられた無数の赤い印を見た百音が声を上げる。
「あ、ここにも!こんなとこにもついてる!もぅ、あれだけダメだって言ったのに・・・」

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シチュー


「菅波先生、牛タン好きだったから喜ぶよなぁ・・・」

その頃、佐々木は昨日の仙台出張の帰りに買った牛タンでシチューを大量に作り、それが思いの外、美味しくできたので一人暮らしの菅波におすそ分けをしようと、鍋ごと抱えて菅波宅へと向かっていた。
土曜の朝にも関わらず、菅波の予定を確認する電話の一本も入れずの電撃お宅訪問である。
診療のない休日は往診でもない限り、菅波は予定がないと決めつけている。
まさか、百音が昨晩から泊まりに来ているとは夢にも思っていない。

***

菅波がいそいそと焼きあがったパンケーキとスクランブルエッグ、サラダを皿に盛り付け、コーヒーを入れている。

インタフォンが鳴り、菅波がドアを開けると、
「菅波先生おはよう!」
佐々木が鍋を下げて立っている。

「佐々木さん、どうして?」
そう言ったまま、菅波は口をあんぐりと開けて呆然と固まる。
(こっちが聞きたい)

「牛タンシチューの差し入れ持ってきだよ!先生、好きだったよね」
「それはありがとうございます!では!」

鍋を受け取り、即座にドアを閉めようとするので、佐々木がさっと足を入れて阻止する。
「ちょっど!それはないんじゃない。せっかく届けてあげたんだからさ。コーヒーくらいご馳走してよ。どうせ、暇なんだからさ」
「人の予定を勝手に決めないでください」
「とにかく、部屋に入れでぐれよ」
「困ります!帰ってください!」
「先生、いつもにまして愛想がないよ」
「なくて結構!」

玄関口で菅波と佐々木が押し問答している。
そこへ何も知らない百音が頬を膨らませてやって来る。

「せんせい、朝からキスマークつけすぎです!」
「ああ~百音さん来ないで!」

菅波は何とか阻止しようとするが間に合わない。
何も知らない百音と何も知らない佐々木が鉢合わせする。

「え~永浦さん!?」
「え~佐々木課長!?」

百音は裸の素肌に菅波の半袖シャツを軽く羽織っただけ。
短めのシャツワンピースのようだが、胸や太腿がシャツから覗いており、覗いた素肌には菅波がつけたキスマークの跡が生々しく無数についている。はっきり言ってエロい。
誰が見ても、二人が先程まで何をしていたかは一目瞭然だ。

***
ええ~っ!?

佐々木は、パニックを起こしていた。
思考が停止して、目の前の状況が理解できない。

土曜の朝から菅波先生の部屋に永浦さんがいるってことは・・・
昨日から泊まっでいるっていうこと・・・

裸同然の永浦さんが先生のシャツを羽織っで、いっぱいキスマークの跡があるってことは・・・
先生の首や腕にも同じような跡があるってことは・・・
ふだりはそういう関係で・・・
そういうやらしいこどをしてたってこと・・・

キャーッ!!

百音は悲鳴を上げて、菅波の背後に隠れる。

ごめんなさい!
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい!

菅波先生、永浦さん、ごめんなさい!
ふだりの愛の巣に無断で入ってごめんなさい。
本当に、本当に知らなかったの。
ふだりがそこまで進んでるって!

佐々木は号泣しながら、踵を返してダッシュで菅波の部屋から飛び出す。

チベットスナギツネ


健康診断が終わり、椎の実でのランチタイム。
菅波に冷たい態度を取られた佐々木はひどく落ち込んでいた。
元気のない佐々木をサヤカが不審に思って問い正したので、一連の出来事を白状した。
サヤカにこっぴどく叱られた後、
「いい年して、バカだね。でも、菅波先生はそんなことで怒るような人じゃない。もう一度ちゃ~んと謝っておいで」と励まされた。

佐々木は菅波の姿を見つけ、菅波の前に座る。
「あ、あの菅波先生」
「何ですか?」
「土曜日は本当にごめんなさい。反省してます。これからは、ちゃんと先生の予定確認してからお宅訪問します」

頭を下げて真摯に謝る佐々木は本当に反省しているようだ。
百音さんのあんな色っぽい姿を見られたのは納得がいかないが、今回だけは許してあげよう。

「次回からはそうしてください」
「あの、怒ってますよね?」
「怒ってませんよ。驚きはしましたけど」

「でも、採血の時・・・新人の看護士に任せましたよね」
「まさか、あそこまで注射が下手だとは思いませんでした」
「え、わざとじゃないの?」
菅波がチベスナ顔で佐々木を睨む。
「今は怒っています。僕が私情を持ち込んでそんなことをすると思われたのは心外です。僕は医者ですよ。見くびらないでください」
「す、すみません」
佐々木がぺこぺこと謝る。

「もういいですよ。本当に怒ってませんから。それと、後で鍋お返しします」
「え?」
「牛タンシチュー、百音さんとおいしくいただきました」
「永浦さん怒って・・・ながったの?」
「あの人はそんなことで怒りませんよ。驚いてはいましたけれど。みんなに黙って来ても、バレちゃうもんですね、と笑っていました」
「先生・・・」
「でも、百音さんのあんな姿は今後、僕以外の男性には見られたくありませんが・・・ま、あなたにはいつもお世話になっていますから、明日のランチご馳走してください。それで手を打ちましょう」
「あ、ありがとうございます!」
「涙出てますよ」
「やだなぁ、先生、私花粉症なの知っでるでしょう」
「そういうことにしておきましょう。では!」

菅波と入れ替わりでサヤカが入ってきて、佐々木の肩をポンと叩く。
「ほらね、先生そんな人じゃなかっだでしょう」
「はい」
「これに懲りて、あのふだりの邪魔はするんじゃないよ」
「もちろんです」
「それにしでも、まさか菅波先生と永浦さんがそこまで進んでいるとは・・・」
「バカだねぇ。それが男女の仲ってもんだよ」
「何の話だべ?誰と誰が男女の仲って?」

その後、みんなで菅波と百音の話で大いに盛り上がり、そのことを知った菅波が激怒。
せっかく許してもらったのに再び菅波の逆鱗に触れて、佐々木は当面の間、診療所出禁になった。

やはり、佐々木は何度痛い目に遭っても学習できない男なのである。
同情の余地は一切ない。

▼おかえりモネ妄想小説のイッキ見はこちらからどうぞ▼
「おかえりモネ」妄想小説まとめ|菅モネのその後の話をつくってみた

 

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まとめ

今回の、おかえりモネ妄想小説は
「先生の恋人がお泊り中にお宅訪問した、ある課長の悲劇」編。

遠距離恋愛中の菅モネが好きで、百音が先生宅にお泊り中に佐々木課長がお宅訪問したら、パニックになって面白いだろうな、との妄想から始まりました。
おせっかいだけど、悪意がなくて、ほっこりする森林組合のみなさんと菅モネの組み合わせが大好きでした。出会って付き合うまでに2年7か月。ちなみに東京で再会してから付き合いだすのは3か月です。

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本ページの情報は2023年7月時点のものです
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