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おかモネ妄想|菅モネベビー第2弾!怒涛の妊娠報告と涙の出産

おかえりモネ妄想小説 おかえりモネ妄想小説
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おかえりモネ妄想小説、今回は菅モネベビー編第2弾!森林組合メンバーへ百音の妊娠報告から出産までを駆け足で。産科の先生がイケメン医師と聞き、焦る先生と佐々木の掛け合いや、産気づく百音を見守る先生のエピソード中心です。無自覚に惚気る菅モネも健在。

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菅モネベビー編第2弾は、百音の妊娠報告&出産!

疑問

おかえりモネ妄想小説、「菅モネベビー第2弾!怒涛の妊娠報告と涙の出産」編。菅モネベビー編は「妊娠」「出産」「誕生」の3部作になります。
第1作で百音の妊娠がわかり、第2作では賑やかな森林組合の面々に先生が照れながら妊娠報告。ベビーの出産を楽しみに待つ先生が百音が通う産科の医師がイケメンと聞いてひと騒動。そして臨月を迎えた百音がついに出産します。二人の子供が優良物件なのを想定して佐々木が茶々を入れたり、またしても無自覚に惚気る菅モネも健在です。

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おかモネ妄想|菅モネベビー第2弾!怒涛の妊娠報告と涙の出産

チベットスナギツネ

百音の妊娠を知らされた数日後、菅波はいつものように登米夢想のよねま診療所で勤務していた。
永浦家とサヤカには百音から既に報告済み。
佐々木や川久保たち森林組合の面々への報告は百音から菅波に任された大切なミッション。
それが朝からの悩みの種だった。

彼の明晰な頭脳をもってしても、あの人達は一筋縄ではいかない。
とにかく大騒ぎになるのは間違いないが被害はできるだけ最小限にとどめたい。
過去に百音との交際がバレた時や結婚が決まった時など、質問攻めに遭ったり、揶揄われたりとみんな大騒ぎで、その日の診療はストップ。通常の診療状態に戻るまでに数日かかった。
今回はその比ではない。
高齢者が多い登米夢想ではベビーの顔を見る前に本当に冥途へ行ってしまうかもしれない。
医者の自分が冥途へ送る原因となることだけは以ての外である。

誰にどのタイミングでどのように言うのかが問題だ!
やはり、ここは人間スピーカーの佐々木さんあたりが最適だろうか?

しかし、そんな菅波の悩みも椎の実でランチをしていた時に、隣に座ってきた佐々木の一言で徒労に終わった。

「あれれ先生、今日も愛妻弁当じゃないの?」
「ええ、それが何か?」
「先生、永浦さん怒らせだなら、男らしぐ早めに謝った方がいいよ」
「怒らせてません!僕がそんなことするわけないじゃないですか」
「じゃ、なんで?前はあんなに嬉しそうに愛妻弁当見せつけでたのに」

この人のチェックは鋭い!

「あなたに報告の義務はありません!」
「先生、そういうどこ感じ悪いよ」
「構いません。診察には支障がないので」
「近くのレディスクリニックの若先生見習ったら?イケメンの上にもんのすんごく感じがいいっで、
うちの奥さんがもうべた褒めなのよ」
「近くのレディスクリニックって『よねま』ですか?。変ですね、あそこは坂口先生という女性医師のはずですか・・・」
「あんれ~知らないの?坂口先生の弟の若先生が帰って来たのよ。あ、そうか、菅波先生東京さ行ってる時の話だわ」

何だって!?そんな話、聞いてない!

よねまレディスクリニックっていったら百音さんが通ってる病院じゃないか。
そのイケメンが百音さんを診るなんて絶対あり得ない!!!
思い切り眉をしかめて不機嫌な顔になっているのが自分でもわかる。

コーヒー

「佐々木さん、その話、もう少し詳しくお聞かせいただけませんか?コーヒーご馳走しますよ」
「でも、もうすぐ午後の診察始まっちゃうけど?」
「少しくらい構いません。こちらの方が重要ですから。さ、お願いします」
「そうなの?わがっだ。坂口先生の弟さんが最近、仙台の大学病院から帰っできて、お姉さんの坂口先生ど二人体制で診るんだって。あそこ、はやっでるからね」
「それくらいなら、お姉さんひとりで十分だと思われますが・・・ここは東京と比べて人口密度も低いですし」
「それは菅波先生が決めることじゃないよ~。ま、いざっていうどき、二人の方が安心だべ?」
「その方が不安です!そもそもレディスクリニックとつけるなら、女性スタッフで統一すべきでしょ。イケメンの産婦人科医なんて反則も甚だしいです」

「今、すんごく敵意感じるんだけど。ま、菅波先生もここでは一応イゲメン枠だったから、気持ちはわがる。うん。でも、アラフォーだし、既婚者なんだから、人気者の座はスパッと坂口先生に譲りなさいよ」
佐々木がメガネの縁を上下に何度も揺らしながら頷き、イケメンの座を奪われてショックを受けている?菅波に同情している。

違う!そういうことじゃない。

「納得できないのは、僕がイケメンの座を奪われることじゃなくて、イケメンが百音さんを診ることです。それは絶対に嫌です」
「でも、これ、産婦人科の話だよ。先生これまで関心なかっだぐせに。急にどうしたの?」
「そ、それはですね・・・・」
恥ずかしそうに口元を覆い、急に視線を不自然に動かす菅波を佐々木は見逃さない。

「ということは♪」
「ということは♪ 」
「も、もしかして・・・あれ? 永浦さん、そうなの!?」

川久保が、木村が、里乃が、みよ子たちいつものメンバーが興味津々で菅波の周囲に集まってくる。
佐々木がメガネの縁を触りながら、菅波をじりじりと追い詰める。
「菅波先生、正直に白状なさい」
「先生、男らしぐ言えよ」
菅波が小動物のようにファイティングポーズで構えるが、相手が悪い。
「永浦さん、おめでたなんだね?」
「・・・はい、その通りです。今、3か月に入ったところです」

菅波が観念して首を垂れて白状すると、その瞬間、うわ~っと大歓声が起こる。
「先生、おめでとう!」
「ああ、神様!」
「冥途の土産が・・・」
「ついにこの日がやって来た・・・」
「み、みなさん落ち着いてください!」

興奮のあまり、その場に倒れる人続出で菅波は常連たちの応急処置にてんやわんやで通常の診察は休診状態になってしまった。

妊婦

夕方、帰宅した菅波は食事を摂りながら昼間の出来事を百音に眉をしかめながら報告する。
「・・・というわけで、本当に大変だったんですよ
「ふふふ、あはは・・・私もその場で見たかったなぁ」
「もう笑い事じゃありませんよ」
「ふふふ、ですね!でも、やっぱりおかしい。あ、いたたた・・・」
「百音さん、大丈夫?」
「大丈夫れす。ああ、ちょっと笑い過ぎてお腹いたいだけ・・・」

笑いが収まった百音の顔を菅波が覗き込む。
「ん?」
「改めて確認しますが、あなたの担当医は女性ですか?」
「はい。気さくでとってもいい、お姉さんの坂口先生です」
「イケメンの若先生ではないと?」
百音が上目遣いに菅波をちらっと睨む。
「疑ってるんですか?私のこと」
「い、いや、そういうわけでは・・・」

百音がお腹をさすりながら
「この子が疑い深い子になって嫌われたら、先生のせいですよ!」
「それは困ります。ごめんなさい、百音さん」
「女性の先生の方が恥ずかしくないし・・・心配しなくても大丈夫です。それに私、光太朗さん以外のイケメンには興味がないから。第一、私の恋愛軸は先生にしか反応しないので」
「百音さん・・・」
菅波の顔の表情筋は伸びきったゴムのようにゆるゆるで、またしても百音にノックアウトされてしまった。

ハート

百音の経過は順調で菅波も都合が許す限り、病院の検診に付き添った。
「先生、検診くらいひとりで行けますって!そんなに甘やかさないでください」
「あなたはもちろん、僕の子供でもありますから。僕も行きたいんです。経過も把握したいですし」
子供の経過が気になったのと併せて、万一、イケメンの医師が出てきた場合は力づくでも阻止する目的だったのは百音には内緒の話。
性別は生まれてからのお楽しみということで、あえて二人は聞かなかった。

ベビー用品は佐々木や里乃が貸してくれたり、WEの仲間や幼馴染、中村やサヤカから必要以上にプレゼントされたので必要なものはすべて揃っているのだが、それでも二人で選ぶのが楽しくてついつい買ってしまう。
菅波は自分のことには無頓着だが、子供のことになると素材やデザインなどにこだわり、忙しい合間を縫ってあれこれと買い過ぎて百音から文句を言われる始末。
その中には、もちろんサメ関係も入っている。
「もう先生、いくら好きでもサメが多すぎます!これ以上は認めませんからね」
「ごめんなさい、百音さん!これで最後にしますから」
といっても、それから更にサメのベビー用品は増える一方だった。

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男の子

ある日、百音が臨月になった定期健診で、偶然男の子だということが判明した。

車を降りて、登米夢想への階段を大きなお腹の百音が歩きにくそうに一段一段よっこらしょと上るのを菅波が手を引いてサポートする。
産休に入った百音は、登米で出産した後は、気仙沼の実家でお世話になる予定だ。
父の耕治は大喜びで、出産も気仙沼でと勧めてくれたけれど、百音は少しでも菅波のそばを離れたくなくて気持ちだけありがたく受け取った。

「この子、男の子なんですね。先生に似た男の子だったらいいのに」
お腹の子が男の子だと聞いて百音はニコニコしているが、菅波はちょっと不安になる。
「先生、どうしたんですか?さっきから、こ~んな顔してますよ」
と、菅波のチベスナ顔の真似をする。
「やめてください、百音さん!」
「本当は女の子が欲しかったですか?」
「いや、どちらでも嬉しいです。あなたとの子供だから。でもね、僕に似た子だったらどうしよう、ってちょっと不安になって」

「え、どうして?私はその方がぜんぜん嬉しいですよ!!!光太朗さん似だったら、背の高いイケメンになるだろうし、頭だって私と違って賢いし・・・文句なしじゃないですか!ふわふわ髪の毛にエクボの先生に似たベビー!もう可愛すぎて、ああ、どうしよう・・・」
そういって悶絶する百音を尚もチベスナ顔で見つめる。
「そう言ってもらえるのは嬉しいですが、心配しているのは性格です。僕に似たら、かなり厄介だ。みんなから嫌われるのは目に見えている。僕の場合、あなたに出会ったおかげでかなり改善されたけど・・・ああっ、この子があなたみたいな人に出会える可能性は奇跡に近い」

真剣に悩み、頭を抱えてその場に座り込む夫が百音には何とも可愛い。
「ぷっ!」
「ちょっと!もうっ~あなた、何笑ってるんですか?僕がこんなに不安で心を痛めているのに・・・」
「大丈夫です!私がちゃ~んと育てます。それに、心強い森林組合のみなさんだってついているんですよ」

「ああ、それも厄介だ。でも、ただひとつ救いは、僕たちの子供が佐々木さんの息子さんと結婚する可能性がなくなったことかな」
「へっ・・・!?」
「女の子だったら、自分の息子と結婚させる!って聞かないんですよ。ふたりの子供なら絶対可愛いからとライバルが出てくる前の青田刈りだそうです」
「ええ~!?まだ生まれてもいないのに・・・」

呆れながらも、大真面目に菅波に言う佐々木の様子が想像できて笑える。

「絶対、絶対嫌ですよ!あの人との親戚づきあいはお断りします。絶対にろくなことはありません!!!」
「先生、そこまで嫌わなくても・・・」
「じゃ、あなたはいいんですか?毎日がイベントのお祭り騒ぎですよ」
「それは、ちょっと大変かも・・・」
「でしょ」
二人、顔を見合わせてくすくすと笑う。

妊婦

登米夢想では、久しぶりに顔を出した百音と菅波の周りにみんなが集まり、わいわいと騒ぎたてる。
「おなか大きくなっだね。モネちゃん」
「もうすぐだね~予定日は?」
「あと、1週間くらいかな?」
「ふたりの子供なら、むちゃくちゃ面ごい子だわ~」
「親が医者と気象予報士だがら、頭も賢いよね~」
「何だよ~いいどこどりか」
ふたりの子供が男の子だと知った佐々木は
「え~そうなんだ。二人のこども、男の子なの!?せっかく、息子の嫁にしてあげようと思っだのに。残念だったね」
「別に残念じゃありません!」

佐々木が二人にダメ押しをする。
「でもね、気を付けた方がいいよ」
「何をですか?」
「子供の生活環境だよ。ふたりの周囲って顔面偏差値高すぎだがら。それが当たり前の感覚になったら大変だよ」
「んだ!んだ!」
「永浦さんはお天気お姉さんのモネちゃん、妹さんも美人だし。お母さんはミス仙台だったんでしょ。菅波先生だって、ちゃんとしたらモデルみだいだもん」
「永浦さんの会社の人や友達も美男美女ばっかりだし。これが普通だと思ったら将来大変だべ。性格の悪い子になるよぉ」
不安におののく菅波と百音に佐々木がメガネの縁をぐりぐりと上下に揺らしながら、自慢げに
「君たち、安心しなさい!そごで必要なのが教育担当の私だち!世の中は美男美女ばかりじゃないっでごとを教えであげるから。菅波先生がいぐら頭よぐってもこれは教えられないでしょ」
佐々木と目が合った川久保、木村、里乃やみよ子は複雑な表情を浮かべるが・・・

「なるほど・・・」
佐々木の言葉に妙に納得するふたり。
「確かに、先生は誰よりもカッコいいです」
「百音さんの可愛いさだって尋常じゃありませんよ」
「やだ、先生褒め過ぎです!」
「僕は嘘なんかつける器用な人間ではありません」
互いに見つめ合い、のろける二人は無自覚なだけに質が悪い。
そんな二人をあたたかく見守る森林組合の面々はやはりキャパが広い。
「それは僕達では教えられない。やはり佐々木さんの手助けが必要です」
「課長!その時はぜひお願いします」
「ええ、まあ・・・」
自分から投げかけたくせに、改めてお願いされるとなぜか複雑な気持ちになる佐々木だった。

***

「親になるために、いろいろと考えなければいけないことがあるんですね」
「本当に・・・」
「なんだか不安になってきました。私大丈夫かな?」
「僕もです」
「大丈夫!みんなゼロから試行錯誤して親になっでいぐんだから」
「んだ!んだ!わからなければ聞けばいい」

親になることを改めて考えて不安になる百音や菅波を佐々木や里乃たちが優しく励ます。
その時、百音がお腹を押さえてうずくまる。
菅波が大慌てで百音の背中をさするが、百音の痛みは収まらない。

「あ、いたた・・・・」
「百音さん、大丈夫?」
「モネ、大丈夫かい?」
「も、もしかして、陣痛かも・・・・」
「ええ!?」
普段は冷静沈着な菅波もこの時ばかりは動揺する。
そんな菅波を見てサヤカが喝を入れる。
「落ち着いで!先生がうろたえてどうするんですか?もうすぐ父親になろうって人が」
「そうでした。とにかく百音さんを病院へ運びます」
冷静さを取り戻した菅波はそのまま車を運転して、百音を病院へと運び、そのまま病室へと入っていった。

ベビー

数時間後、菅波に手を握られながら、百音は無事に元気な男の子を出産した。
生まれたばかりなのにフワフワの髪の毛。白い肌に整った顔はまさに父親譲り。
二人の遺伝子を受け継いだこの子は最強かもしれない。

「先生?」
「元気な男の子ですよ、百音さん。よく頑張りましたね」
「良かった!」
「僕たちの子供を産んでくれて・・・本当にありがとう」
「私こそ、ありがとうございます」
二人の目から、幸せの涙が零れ落ちる。

この日、僕は我が子が誕生する瞬間に立ち会った。
これまで、医師としての仕事柄、多くの生命の終焉を見届けてきたけれど、生命の誕生は初めてで、それは言語化できないほど感動的な体験だった。
生まれてきた我が子を見た途端、これまで抱えていた親になれるのかという不安は消え去り、愛しさで心が溢れた。わが子を抱く百音さんはすでに慈愛に満ちた母の顔だった。

この子と百音さんのためなら、僕は何でもできる。

▼おかえりモネ妄想小説のイッキ見はこちらからまとめてご覧いただけます▼
「おかえりモネ」妄想小説まとめ|菅モネのその後の話をつくってみた

 

 

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まとめ

おかえりモネ妄想小説、今回は菅モネベビー第2弾
「おかモネ妄想|菅モネベビー第2弾!怒涛の妊娠報告と涙の出産」です。

愛するモネちゃんの妊娠に大喜びの先生。森林組合の面々に揶揄われたり、産科の医師がイケメンとの噂を聞いて先生の気苦労も絶えません。でも、ここは安定の菅モネ。なんやかんやあっても無自覚に二人で大惚気して周囲を呆れさせます。次回はいよいよ、出産した二人のベビーのお披露目。二人の遺伝子を引いた最強のベビーのエピソードです。いろいろと勝手な妄想をつくりまして申し訳ありません。

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本ページの情報は2023年7月時点のものです
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