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「恋つづ」妄想小説|みおりの敗北宣言・天堂先生のことは諦めます

勇者の剣 恋つづ妄想小説
この記事は約5分で読めます。

「恋はつづくよどこまでも」テレビ版の上白石萌音と佐藤健にハマりすぎて「恋つづ妄想小説」始めました。今回は「みおりの敗北宣言・天堂先生のことは諦めます」。魔王と付き合い始めた勇者。元恋人の姉と双子のみおりが入る隙間もなく、二人の絆は強固。それに気づいたみおりは・・・

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▼「恋つづ」妄想小説のまとめはこちらです▼
「恋つづ」妄想小説まとめ|七瀬と天堂のその後の話をつくってみた
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「恋つづ」勇者と魔王を動揺させるみのり先生の存在が気になる

「恋つづ」こと「恋はつづくよどこまでも」にハマりました。一目惚れした男性に会いたい一心でナースになった七瀬が再会した天堂は超ドSなドクターだった。という円城寺マキさんの漫画を原作に、ドラマ版では上白石萌音(七瀬)と佐藤健(天堂)主演で、ドSなドクター天堂の心にひたむきに飛び込んでいく新人ナース七瀬のツンデレ・ラブストーリーに毎週キュンキュンしてました。

原作のキャラクターよりもさらにドS度をアップして、ツンデレ度を高めた佐藤健の天堂先生はもう卒倒物の恰好よさ。回を重ねるごとにきれいになっていく
上白石萌音とのラブラブぶりにも頬がゆるみっぱなし。
とにかくこの二人の組み合わせが最高でドラマが終わった後も妄想が広がる、広がる。

というわけで、調子に乗って、「恋つづ」テレビ版の妄想小説を勝手に創作してみました。今回は「みおりの敗北宣言・天堂先生のことは諦めます」篇。天堂の亡き恋人だったみのりと双子の妹のみおり先生。原作とは違い、テレビ版では天堂先生を好きになって勇者に恋の先生布告をします。魔王と勇者の間を引き裂く強烈なヒールとなるのか!と思ったら、七瀬の心はかき乱したものの天堂の心は揺るがない。最後は潔くふたりにおいしいウナギを奢る太っ腹。そこに至るまでにはきっといろんな思いがあったのだろうと、みおり先生目線で妄想してみました。

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「恋つづ」妄想小説|みおりの敗北宣言「天堂先生のことは諦めます」

クリームパン

病院の中庭のベンチに座り、焼き立てのクリームパンに舌鼓を打つ七瀬。
「あーやっぱり、このクリームパン最高!」
「佐倉さん!」
みおりがやってくる
「みおり先生」
「事故のケガははもう大丈夫だと聞きました。後遺症もなくて良かったです」
「ありがとうございます。その節はご心配をおかけしました」
「隣ちょっといい?話したいことがあって」
みおりが七瀬の隣に座り、同じようにクリームパンを食べる。
「このクリームパン本当においしいわね!佐倉さんから教えてもらって良かったわ」
「あの、お話って、クリームパンのことですか?」
みおり、予想外の質問にパンをのどに詰まらせそうになる。
「違うわよ。あなたって面白い人ね」
「え、そうですか?」
みおりがボソッとつぶやく。「そういうところも良かったのかな・・・」

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みおりが七瀬の方を向いて言う。
「佐倉さん、私あなたに完敗しました。天堂先生のことはきっぱりと諦めます」
みおりの突然の完敗宣言に驚く七瀬。
「あなたにはかなわない」
「そんな私なんて・・・みおり先生はきれいで医師としても優秀で・・・私みおり先生見るたびに私なんか・・・って落ち込んでいました」
「じゃ、どうして天堂先生があなたを好きになったのかしら?」
「・・・え?」
「私自分で言うのもなんだけど、結構モテるのよ。これまで自分で願ったものは全部がんばって勝ち取ってきたの。ただひとつ叶わなかったのはみのりのことだけ」
「私なんか、医者になろうって本屋さんで調べたら、あまりの偏差値の高さに驚いて速攻でやめた根性なしです」
ぷっと吹き出すみおり。
「みのりは私の自慢の姉だったの。恋人だった天堂先生が姉の死を乗り超えて選んだ彼女がどんな人なのかこの目で確かめてみたかった。初めてあなたを見た時、あの天堂先生の恋人なのに不安そうで、姉と制反対だったから正直いうと腹立たしかった。
姉のことを忘れて、どうして、こんな人が天堂先生の彼女なのって・・・天堂先生は男性としても魅力的だし」
「おっしゃることはごもっともで・・・」
「だから、あなたから奪っちゃえって思ったの。天堂先生に告白したら速攻で振られたけれど、がぜん燃えてきちゃって。相手はあなただし。勝ち目はあるかな、って。ごめんなさいね、失礼なこと言って」
「私より、みおり先生の方が天堂先生に100倍お似合いだって本当に思いました」
「今でもそう思ってる?」
「・・・え?」

青空

「ずっと天堂先生はあなたしか見ていなかったのよ」
意識不明の七瀬の手を握っている天堂の姿を思い出すみおり。
「あなたが事故に遭って意識不明の間、先生は仕事以外ずっとあなたに付き添ってひたすら手を握って必死に祈っていたわ。一睡もせずに。目覚めないあなたを見て、とても不安そうだった。あなたと天堂先生の姿に私は姉を重ねて見ていた。姉の時も、こういうふうに天堂先生は手を握ってひたすら祈っていたのかしら、って」
遠い目をして話を続けるみおりに七瀬は何といっていいかわからない。
「あなたたちを見てわかったの。ちゃんとみおりは天堂先生に愛されていたって。姉のことをちゃんと愛していたから、先生は今度こそ、愛する人を二度と失いたくないって思ったのね」
「すみません」
「天堂先生に言われたの。私が見ているのは天堂先生と一緒にいたときの姉だって。その呪縛からやっと解放されたの。佐倉さん、あなたのおかげで」
「私は何も・・・」

「佐倉さん、ウナギは好き?」
「はい、大好きです」
「私、美味しいお店知ってるの。今度誘うわね。天堂先生も一緒に。じゃね」
ベンチから立ち上がり、さっそうと病棟へ戻るみおり。

空を見上げながらつぶやく。
「あなたが好きになった人を私も本当に好きだったみたい」

「美味しいウナギ・・・」
みおりの本心に気づかず、大好きなウナギのことで頭がいっぱいになる七瀬。

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まとめ

まとめ

またまた調子に乗って「恋はつづくよどこまでも」の妄想小説を書いてしまいました。「恋つづ」の世界観を壊してしまったなら申し訳ございません。今回は、「みおりの敗北宣言・天堂先生のことは諦めます」篇を書きましたが、原作の漫画では、亡き恋人みのりを救えなかった自分の無力さが大きな心の傷になり、その呪縛から解放されずに患者ファーストになった天堂先生。七瀬を愛することでその呪縛と向き合うことを決意する魔王。みのりのような患者を二度と出さないために留学を決意します。その後押しをするのが双子の妹のみおりです。原作漫画のみおりには天堂への恋愛感情は全くなし。テレビ篇のみおりは天堂を好きになりますが、天堂には見向きもされず。ちょっとかわいそうな気もしますが、やっぱり魔王には勇者しかいませんよね。二人の間には誰も入れない。

私の妄想はまだまだ続くよ、どこまでも。

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