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「恋つづ」妄想小説9.5話「魔王の汚名挽回・二人で迎える朝」前半

勇者の剣 恋つづ妄想小説
この記事は約5分で読めます。

「恋はつづくよどこまでも」の新人ナース・勇者(上白石萌音)&超ドSドクター・魔王(佐藤健)にハマり、9話から最終回の間の妄想小説を作ってしまいました。「恋つづ」妄想小説の第2話は「魔王の汚名挽回・二人で迎える朝」前半です。クリーム祭りの続編をイメージしました。

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▼「恋つづ」妄想小説のまとめはこちらです▼
「恋つづ」妄想小説まとめ|七瀬と天堂のその後の話をつくってみた
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ドラマ「恋つづ」の二人のあの夜が気になる

コロナ自粛でおうちタイムが増えました。
そこではまったのが「恋つづ」こと「恋はつづくよどこまでも」ドラマ版。
新人ナース・勇者(上白石萌音)&超どSドクター・魔王(佐藤健)のツンデレラブストーリーにみなさんと同じく何度胸キュンしたことか。2020年の1月から3月の毎週火曜日夜10時からの放送が待ち遠しくてたまりませんでした。

原作は円城寺マキさんの漫画ですが、ドラマでは独自のオリジナリティを出しています。私はドラマ主演のたけ(佐藤健)もね(上白石萌音)の二人が醸し出す世界観が大好きになりました。

が、最終回の10話がてんこ盛り過ぎて、気になる箇所がいくつも出てきました。
特に気になったのが、「恋つづ」ドラマ9話のクリーム祭りでの未遂以来、いつどのようなシチュエーションで勇者と魔王が結ばれたのか気になって仕方がありません。だって、10話はいきなりふたりの事後から始まっているではありませんか。
ドラマスペシャルで是非、そこを描いてほしいのです。ああ、気になる。

膨らむ妄想の中、ついに自分で妄想小説を書くことにしました。
調子に乗っての第2話では、その気になる二人の事後の前を描いています。
「クリーム祭りで未遂に終わった、二人のその後の初めて一緒に迎える、ドラマ「恋つづ」10話の朝に続くまでを描いたのが、9.5話「魔王の汚名挽回・二人で迎える朝」前半です。

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「恋つづ」妄想小説9.5話「魔王の汚名挽回・二人で迎える朝」前半

月
猫様の前でお辞儀をする七瀬。
「猫様、ありがとうございます。おかげさまでケガも回復しましたし、先生に好きって言ってもらえました。今夜は覚悟しとけ、って先生に言われたんですけど、ついについに先生と・・・」
ベッドに横たわる天堂が七瀬を隣に手招きする妄想が始まる。

玄関のドアを開けて白いパーカーのワンピースを着ている七瀬を見る天堂。
「今日はあのお色気ドレスじゃないのか?」
「え、何ですか?」
「クリーム祭りの時に俺を誘惑しようとしたあのスケスケの服だよ」
「もう先生たら、冗談はよしこさん。あの服のことは忘れてください」
天堂にベッドに優しく押し倒され、大人のキスを受けたあの時の記憶が生々しく蘇り、赤面する七瀬。
「何、赤くなってんだ?」

天堂家のリビングにいる流子が七瀬を見て飛びつく。
「ななこちゃん、久しぶり!元気になって本当に良かった!あのまま意識が戻らなかったら浬、再起不能になるんじゃないかって不安になる位、見てられなかったのよ」
「姉貴、何ベラベラ余計な事しゃべってるんだ」
「だって本当のことじゃない。もっと素直になりなさい。このバカ!」」
バツが悪そうな天堂が七瀬を自分の部屋へと手招きする。
「おい、さっさとこっち入れ」
「え、先生のお部屋にですか?」
「そうだって言ってるだろ」
「こら逃げるな」

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初めて天堂の部屋に入る七瀬。これまで数えきれない位、天堂と流子の家には
入ったことがあるけれど、先生の部屋に入ったのはこれが初めて。

「嬉しいです。初めて入る先生のお部屋。何だか本当の恋人同士みたいです」
「今更何言ってんだ、バーカ」
「でも、必要なもの以外何にもないんですね」
「ああ、医師という仕事以外は余計なものは全部切り捨ててきたからな」

机の上には病院にあるのと同じ研修医時代の天堂とみのりが映った集合写真が置かれている。まだ幼さが残る笑顔の天堂。
みのりを失って以来、天堂は笑顔を忘れた。誰にも心を開かず、「魔王」と呼ばれて周囲から恐れられても平気だった。大切な人を失うという恐怖と喪失感を忘れたくて、患者さんの為だけに自分のすべてを捧げてきた。七瀬のひたむきで純粋な愛が過去のつらい呪縛から天堂を解き放してくれた。

「もう二度とあんな思いはしたくない。」と天堂が七瀬をバッグハグで抱きしめる。
「せんせ・・・どうされたんですか?」

「大丈夫、私はいなくなったりしません!」と約束したのに、手術が成功しても意識を取り戻さない七瀬。
「もし他に脳に損傷があった場合、このまま意識が戻らない可能性があります」
取り乱さずに七瀬の看病を続ける天堂をみんなはすごいと言ったけど、不安で胸が張り裂けそうだった。
あの時も目の前の患者さんよりも佐倉の方を優先しようとした。そんなに自分は強い人間ではない。

みのりの時は乗り越えられたけれど、あのまま佐倉が戻ってこなかったら、俺は二度と立ち直れなかった。
でも、オマエはちゃんと約束を守って俺のところへ戻って来てくれた。

「お前が好きだ」とさらに力強く抱きしめる天堂の手に恥ずかしそうに自分の手を添える七瀬。
「先生、私のこと好きって言ってくれるの2回目」
「バカ、そんなこといちいち数えるな」と言いながら、七瀬に優しくキスをする。

エッヘン!流子の咳払いが聞こえる。
我に返り、離れる二人。
「お取込みのところ、邪魔してごめんなさい。でも、さっきから何度もノックしたんだけど」
「で、何だよ?」
「これから実家戻るわ。明日のこともあるし」
「明日?流子さん明日って何ですか?」
「私のことはいいから。それより自分たちのこと心配しなさい。今夜は帰ってこないから安心して。この間の続き頑張ってね!」

ドアがバタンと閉まり、完全に二人だけになった部屋。
天堂を意識して固まる七瀬の頬を両手で優しく包み込む。
「あの先生、一つ聞いてもいいですか?」
「なんだ?」
「あの・・・いつから私に・・・・い、色気を感じてくれるようになったんですか?」
「は?」
予想もしなかった質問に天堂が面食らう。
「あの時、俺がどんだけ我慢してると思ってるんだ!って・・・・」
「言っておくが、俺は草食でもEDでもない。ずっと我慢していたのは、お前の初めてを大事にしたかったからだ。大阪出張の時も、お前の実家に行った時も・・・」
「え!?」
「でも、焚きつけたのはお前の方だからな。もう俺は我慢しない。今夜は覚悟しろ」

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まとめ

まとめ

調子に乗って「恋はつづくよどこまでも」の妄想小説第2話、テレビドラマ「恋つづ」10話に続く勇者と魔王の初めて迎える朝の前半を書き上げました。次はお待ちかねの二人のクリーム祭りの続編です。もし、「恋つづ」の世界観を壊してしまったなら申し訳ございません。でも、もう私の妄想は止まりません。

もしよければ、この物語の後半もありますのでご覧ください。
「恋つづ」妄想小説9.5話「魔王の汚名挽回・二人で迎える朝」後半

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