「恋はつづくよどこまでも」テレビ版の上白石萌音と佐藤健にハマりすぎて「恋つづ妄想小説」始めました。今回は「魔王が嫉妬のラスボスに!スウェーデンへ君臨!」。7話の上条さんエピソードでわかったけれど、実は天堂は嫉妬深い。七瀬が留学中にイケメン男性に迫られたら魔王はどうする?
魔王が再び嫉妬のラスボスになったらどうする?
こと「恋は続くよどこまでも」にハマりました。一目惚れした男性に会いたい一心でナースになった七瀬が再会した天堂は超ドSなドクターだった。という円城寺マキさんの漫画を原作に、ドラマ版では上白石萌音(七瀬)と佐藤健(天堂)主演で、ドSなドクター天堂の心にひたむきに飛び込んでいく新人ナース七瀬のツンデレ・ラブストーリーに毎週キュンキュンしてました。
原作のキャラクターよりもさらにドS度をアップして、ツンデレ度を高めた佐藤健の天堂先生はもう卒倒物の恰好よさ。回を重ねるごとにきれいになっていく
上白石萌音とのラブラブぶりにも頬がゆるみっぱなし。
とにかくこの二人の組み合わせが最高でドラマが終わった後も妄想が広がる、広がる。
というわけで、調子に乗って、「恋つづ」テレビ版の妄想小説を勝手に創作してみました。今回は「魔王が嫉妬のラスボスに!スウェーデンへ君臨!」。7話のイケメン御曹司・上条さんの登場によって冷静沈着な天堂先生が七瀬のことになると嫉妬深いという事実が判明しました。留学する前にも「向こうで浮気するなよ」と念押ししたものの、実はモテ女の七瀬。七瀬にその気がなくても言い寄るイケメン男性がいるかも。それが上条さんキャラだったら、再び魔王の嫉妬の炎はメラメラするはず。魔王が嫉妬のラスボス化する様子を妄想してみました。
「恋つづ」妄想小説|魔王が嫉妬のラスボスに!スウェーデンへ君臨!
日浦総合病院のナースステーションで、沼津、石原、酒井たちが七瀬の噂話をしている。
「勇者、スウェーデンでちゃんとやってるんやろうか?」
「人懐っこいから、向こうでも患者さんに慕われているんじゃないの」
「こっちは勇者ロスなのに、魔王はロスにはならないのかしら?」
いつも通り、患者さんには愛想の良い天堂。
「天堂先生は平気みたいですけど。1年も恋人に会えないなんて私には我慢できないです」
患者さんに笑顔を向けながら、沼津達の会話が気になる天堂。
石原が酒井に突っ込む。
「酒井さん、そんなこと言う人だった?もしかして好きな人できたとか?」
「いえ、そんなことありません」
来生の方をチラ見する酒井。
「あっちで、新しいロマンス始まってたりして。日本女性って外人にモテるんやろろ?」
沼津の言葉にピクッと反応する天堂。
「勇者に限ってそんなことあるわけないでしょ。天堂先生一筋なんだから」
と石原が沼津の足を蹴る。
「いや、わからんで。あいつ男にあんまり免疫ないから、イケメンの北欧男子に優しくされたら、くらっとなるんちゃうか」
天堂のパソコンを打つ手がわなわなと震えている。
LINE電話の音が鳴る。
「あ、佐倉さんから電話です」
酒井が七瀬からのビデオ電話に出る。
ストックホルムの美しい街をバックにはじけるような笑顔の七瀬。
「酒井さん、皆さんもお元気ですか?」
「佐倉さん、元気そうで良かった。ホームシックになってない?」
「大丈夫!毎日覚えることがいっぱいで忙しくてそれどころじゃなくて。今も地域包括ケアの研修中だけど、休憩時間で」
「そっちのイケメンにちょっかい出されてるんと違うか」
「冗談はよしこさん。私は天堂先生一筋です」
七瀬の声を聴いて、にやける天堂。
「ちょうど今、天堂先生おるから代わったるわ」
沼津からスマホを渡され、ポーカーフェイスで電話に出る天堂。
「天堂先生!」
「相変わらず騒々しくやってるみたいだな」
「先生の声が聴けて嬉しいです」
「バーカ」
テレビ電話でラブラブモードの七瀬と天堂。
「ハイ、ナナセ!今日もキュートだね」と言いながら画面に入り込んでくる。
「なんだ、そいつは?」
その男性を見て不機嫌になる天堂。
ナースステーションのみんながイケメン男性を見て騒ぎだす。
「あの人、何となく上条さんに似てる」
「ほんと、ほんと!北欧版上条さんね」
元患者の上条に似ているイケメン男性が七瀬の頬にチュッとして
天堂を挑発するようにニヤッと笑って電話を切る。
キャーと悲鳴が上がるナースステーション。
天堂が電話をかけるが七瀬のスマホにつながらない。
「なんやあの男。妙になれなれしいな。勇者も勇者や、魔王というものがありながらニコニコと笑顔で」
石原が沼津の足をコツンと蹴って
「誤解を招くような言い方やめなさいよ」
そこへ小石川先生がやって来る。
「佐倉さん、向こうでモテてるみたいですね。私も昔、北欧へ行ったことがあるんですが、一緒にいてた彼女がモテて大ゲンカしたことありますよ。あの時はまいったなぁ」
みんなが一斉に小石川先生を見る。
「僕、何かよけいなこと言っちゃった・・・かな?」
「別に・・・」
言葉とは裏腹に激しく動揺する天堂。
天堂、猛烈なスピードでデスクワークを終えると小石川先生のデスクにやってきて有給届を差出し、
「小石川先生! 明日から1週間有給いただきます。これまで随分休日出勤もしてますから」
「1週間もですか?」
「ええ、ちょっと大事な用事が出来て」
来生が話に割り込んでくる。
「おまえ、まさかスウェーデン行くつもり?」
天堂、エッヘンと咳ばらいをする。
「そういうことなら特別に認めましょう。来生先生がフォローしてくれるなら」
スウェーデン・ストックホルムの病院で地域包括ケアシステムの研修を受けている七瀬。
ポケット通訳機を片手に現地スタッフと楽しそうに話している。
天堂の写真を現地スタッフに見せながら自慢している七瀬。
「これが私のフィアンセの天堂先生です」
「Dr.テンドウ、ナイスガイね」
「とっても素敵な上に仕事もできる最高の彼氏なんですよ」
にやにやする七瀬に女性ナースの1人が声をかける。
「ナナセはDr.テンドウのことが大好きなのね」
「もちのろんです!」
そこへ上条似のイケメン男性がやってくる。
七瀬の肩に手を置き、親しそうに話しかける。
「ナナセ、僕の方がナイスガイだと思わない」
「もうフランツさんたら」
「ところでフィアンセ、僕のこと怒ってるんじゃない?ちょっとやりすぎたかな」
「フランツさんは私の患者さんです」
七瀬がフランツに笑顔を向ける。
「君って本当に罪つくりだな」と七瀬の手をつかみ、抱き寄せようとする。
「ちょっとフランツさん、やめてください」
「こいつは俺の彼女だ!」
その声に反応してフランツが七瀬の手を離す。
「天堂先生、どうしてここに?」
七瀬が驚いて天堂を見る。信じられないといった感じで。
「向こうで浮気するな!って言ったの覚えてるか?」
「ハイ!」
「じゃ、これは何だ?」
「フランツさんはここの患者さんです。先生からの患者さんには誠意をもって不快な思いをさせない、ってアドバイスを守っているだけです。ちょっと上条さんにタイプが似てますけど悪い人じゃないんですよ」
「上条さんの時もそうだったよな?」
「もしかして私が浮気してると疑ってたんですか?先生ひどい。私がずっと先生一筋なの、わかっているはずなのに・・・」
「それはDr.テンドウのジェラシーだね」
フランツが二人の会話に割り込む。
「ジェラシー?」
天堂がバツが悪そうに七瀬から視線をそらす。
「フィアンセが心配で、まさか日本からここまで来るとはクレイジーだよ」
フランツがそう言って去っていく。
「オマエは無防備すぎる。だから心配でたまらない」
「先生、もしかしてまた・・・嫉妬?」
「また嫉妬ってなんだ」
七瀬が嬉しそうに笑う。
「先生って普段はとても冷静なのに、私のこと嫉妬してくれたんですね」
「そんなんじゃない、バーカ!」
七瀬が涙目になり、天堂の胸に飛び込む。
「先生大好きです!」
天堂が優しく七瀬を抱きしめる。
「俺も大好きだ」
まとめ
またまた調子に乗って「恋はつづくよどこまでも」の妄想小説を書いてしまいました。「恋つづ」の世界観を壊してしまったなら申し訳ございません。今回は、「魔王が嫉妬のラスボスに!スウェーデンへ君臨!」で留学中の勇者に言い寄る上条さんタイプのイケメン男性が心配でスウェーデンまで行ったジェラシーの炎メラメラの魔王を描いてみました。テレビ版でも、来生先生に始まり元患者のストーカー、上条さんとモテモテの七瀬。原作の漫画でも、患者の神田さん、ストーカー、上条さんとモテモテの七瀬に嫉妬していた天堂先生。感情を出さなかった魔王が七瀬との出会いによって「好き」という感情を取り戻し、七瀬にちょっぴり嫉妬する様がかわいくて私は好きです。
私の妄想はまだまだ続くよ、どこまでも。